2010年 11月 18日
レースレポートを書こうにもホントにただ淡々と走っていただけでレースしていた実感がない。 楽しく苦しい集団ロング練だったとしか思えない。 レース中の緊張感もゴールの瞬間も“やれやれ,やっと終わった”と感動もなく,ただ最後までがんばった自分をほめるくらい。 レポート書かなくてもいいかな,と思ったけど,来年への反省も込めて,とりあえず記録程度に書き残してみた。 結果 5時間58分51秒 Ave 35.1km/h 101位/完走241名 出走400名くらい 機材 フレーム Bianchi Freccia Celeste ホイール Mavic Ksyrium SL タイヤ TUFO S3 Lite チューブラークリンチャー 9気圧くらい ギア 53-39×12-25 乾燥重量 8.2kgくらい 乾燥重量(本人)70.5kg 体脂肪率 9.5% 補給食 カーボショッツ6本 ミニ栗羊羹6個(残ったのはカーボショッツ1本だけ。よく食ったな) 体調は腰痛と右坐骨神経周りの痙攣以外は,稀に見るほど良好(と言っていいのか。。。?) 〜スタート前〜 前夜の居酒屋ではビール1リットル+泡盛1.5合しか飲まなかったし(夕方自転車の準備やジャージにゼッケン貼りながらビール350mlを2缶飲んだけど),睡眠時間も6時間ほど熟睡できて,休養も十分だから体調はかなりよく,“意外と走れちゃうかも?”なんて淡い期待をもちながら,知り合いらと話したり,キッズメンバーと並んでまったりとスタートを待った。 〜スタート〜 今回の目標は“身分相応な位置取り,無難無事完走,脚を使い切る”くらいなのでスタートの並びも焦らず50〜100番手辺りに適当に並んだ。 緊張感ゼロのままいつの間にかスタート。 〜本部半島〜 毎年のことだけど,特に工事区間に気を付けて落車を避けることで頭いっぱい。 かと言っていつものように焦って前に出過ぎて先頭交代に加わることは一度もなく,常に得意の集団右肩辺り30〜50番手辺りを死守。 多少の風は受けても右端をキープ。 一度だけ緩い右カーブ(ツドクロフが落車に巻き込まれた所)で目の前の自転車が突然アウトに膨らんでハスられそうになったけどギリギリ回避。 そこでちょっと冷っとした以外は,大集団内も濡れた下りも落車の不安はまったくなく落ち着いて走れた。 〜1回目の与那の坂〜 今回は平地で脚を使わなかったから余裕がありそうな気がした(気のせいだったけど。。。) アウターを踏める序盤はいい感触だったけど,徐々に勾配がきつくなりインナーに落とした辺りから脚がずっしり重く,集団から千切れる。 登りでスリップして落車する人が何人かいてビックリ。 それだけに下りは滑って落車しないように慎重に下った。 朝飲んだ鎮痛剤もとっくにキレ,下りきってからハンドルに貼っといたカプセルを飲みこんだ。まあ気休めていど。 〜奥のアップダウン〜 今回一番強く考えたのは,“中盤に諦めて小集団から千切れて単独にならない”こと。 与那までは平坦も長いから絶対単独にならないように,少しずつ人数が増える集団に登りでは必死にしがみつき,平坦ではローテに加わりながら進んだ。 2年前の地獄絵図のトンネルは去年からザラザラ舗装になってるし,大集団ではなかったから怖くなかった。 〜2回目の与那の坂〜 ここは後半に余力を残すためにマイペースで行こうと思っていたが,集団のペースも脚が揃っていて安心。 何故か竹谷選手が現れてペースメイク。 誰かが“完走したい人は竹谷さんに付いてかないとダメだよ!”と叫び,集団がざわめくが,竹谷選手はわりとゆっくりめの安定したスピードで与那の坂を最後まで牽いてくれた。 あちこちのコーナーに落車して座り込んでる人がいた下りも無難に。 〜安波から高江〜 個人的には与那よりもきつくて嫌いな安波の坂だが,ペースが遅く小集団から千切れなかったせいか,いつになく短く感じた。 両足が攣りそうになってたけどなんとか小集団についてクリア。 ここから高江までに集団は140km組を吸収しつつどんどん増幅。 問題の高江の関門は30分も余裕を残し通過。 今年はコースが変わったことで足切りタイムに余裕があったのか!? アップダウン区間のローテは10人ほどで,後に下がろうと思っても隙間を空けられ連結役にならざるを得ないが,練習のつもりだったから構わずローテに加わり続けた。 ここの下りだったか突然土砂降り。 ただでさえ滑る路面の下りに雨のカーテンで前が見えないがコーナーはきつくないから焦らずダウンヒル。 〜東村の平坦部〜 気がつくと集団は100人以上いたんじゃないだろうか。 ローテするのは10人かそこらだけどさほど速くもないから気にはならない。 ここの海岸線の景色が好きで,エメラルドグリーンの海を眺めながら快走(?) しかし慶佐次の小登りで両足が攣ってかなりキツくなった。 平坦ではしっかり踏めたけど,ちょっとした登りも厳しかった。 やっぱり体重70kg超では今の脚腰にはかなり厳しい。 〜新コース有銘から羽地ダム〜 前日に試走も車での下見もできず,まったく未知の道。 おおざっぱに3回の登りがあると聞いてたが,どんな坂なのかまったくわからない。 並走していたガリさんが試走していたことを知ってたので,その先にどんな坂があるのか聞き出した。 しかしそのガリさん含む大集団から最初の登りで千切れた。 もう両腿の前後が攣ってどーにもならなかった。。。 その後の海岸線の平地が完全に単独走行になり,スピードが一気に落ちて集団がどんどん遠く消えて行った。 腰痛と右坐骨神経の引き攣りも,ストレッチしたり腰回りを押したり叩いたり,堪えるのに必死。 完全に集中力も気力も切れて,あとはとにかく完走するだけとなった。 自分の力のなさにここで意気消沈。 〜羽地ダム下りから市街地ゴール〜 下りながら3〜4人でローテし始め,58号線の平坦路に出ると徐々に人数が増えて10人くらいの小集団になっていただろうか。 数人で45~7km/hでローテ。 嫌いなジャスコの坂も千切り合うことなく越え,最後の最後の平坦をゴールへ向かう。 時計を見ると45km/h超をキープすればギリギリ6時間を切れる。 順位もタイムもどーでもよかったけど,なんとなく6時間は切っておきたくなって,自ら50km/hで引っ張ってペースアップ。 もうローテは期待しないで一人で踏み,最後の左コーナーを曲がって残り2kmの直線。 さすがにみんな疲れてたようで小集団はバラけてたし,残りの数人もスプリントする気はなさそう。ていうかする意味ないか。 ということで,それでも最後まで練習を全うしようと踏み続けてゴール。 レース前は“こんな体調だし無事完走さえすればいいや”って思ってたけど,いざ走り切るとやっぱり何か物足りない。 せめて最後まで第3集団についていきたかったし,できればもっと前で“レース”がしたい。 結局去年の8月の落車以来,腰痛も右坐骨神経の痙攣も治ることなく去年,そして今年のツールド沖縄を終えてしまった。 まずは持病の腰痛はともかく,未だ原因不明の右坐骨神経周りの腿やふくらはぎの痙攣だけは何とかして治したい。 これが治らないことにはまともにペダリングできないから練習どころじゃない。 もう1年以上も忘れたままの自分のペダリングを取り戻したい。今はただその一心。 とにかくもうこれで無理やりペダルを漕ぐ必要はなくなったから,冬の間は時々まったりサイクリングしたり,ゆっくりジョグで最低限の心肺機能と筋力はキープしたい。 来春には絶対元気に復活してみせる。
by taka-taca
| 2010-11-18 22:08
| レースレポート
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