2010年 12月 13日
今日は腰痛で歩くのもままならないからトレッドミルウォークもできずプールでストレッチウォークだけ。 でもいつものトレラン翌日みたいな筋肉痛はなく階段も普通に下れる。 脚の疲労感はあるけど腰と捻挫が痛む以外は元気(これを元気というかは。。。) 1ヶ月ぶりに体重計に乗ってみると 71.5kg!? やっぱりレースで消費したカロリーを昨日のうちに過剰摂取していたようだ(汗) 今年初めからジョグを始め,そして6月頃から始めたトレラン。 ジョグもトレランも自転車練が思うようにできない気晴らしの軽い心肺機能キープ&筋力低下防止の散歩やハイキング程度のつもりだったのに。。。 気がつけば6月には初ハーフマラソン,そしてついにトレランでもレースデビューとなってしまった。 しかもいきなり30kmという距離(トレランとしては短めらしいが!?) 夏場には白馬の尾根を5時間ほど歩いたり,最近も湖西のコースを4時間ほど走ったり,本宮山の急斜面を登って下ったりしてそれなりにトレランに慣れてきていたし,レースといっても“ちょっと小走りでハイキング”程度のつもりだったから不安も緊張感もなく楽しめた。 同行したのはこのレースのお誘いを受けた女王様とその職場の方々。 2人は経験者でこのレースも3時間13分ほどでゴール。 来年はがんばって付いて行きたい(というか行けそう)と思ったり。 経験者な皆さんはアップしたりやる気満々。 自分はレースと言ってもハイキング気分だし,アップしたら疲れそうなのでwのんびりスタートを待った。 朝の気温6〜7℃、日中も12℃程度の予報にかなり迷いつつ、走り出せば暑くなると思っていつものロングTに7分丈タイツにペラペラのウィンドブレーカー 補給食はソイジョイとアクエリアスパック(結局手づけず) 遭難用(?)に携帯もリュックに入れて、デジカメは終始手に持って走った。 すぐ近くになにやらオーラを醸し出す男がいたが,トレラン第一人者の鏑木選手(最近知った) 毎年招待選手として参加しているらしいが,雑誌で見るよりさらに華奢で意外と背は高い。 そして長い髪とそのオーラはB’zの稲葉のような雰囲気だった。 もちろんスタートからゴールまで目撃することは一度もなかったw 受付はセルフサービス(?) こーして並んだゼッケンから自分の番号を探して取ってウエアに付けるだけ。 それに付いている計測チップはゴールで器械に刺して使う。 1週間前に本宮山の下りで捻挫した左足首は,痛みも腫れも若干残るもののサポーターで固めれば問題なく走れた。 格闘技系(?)のサポーターはやや厚手で靴が履きづらかったけど,薄手のは足裏がきつくて長時間履くと痺れる感じがあったからやめた。 しかし,レース後帰宅するとまた腫れと痛みが少し増していた。 捻挫ってなかなか治らないものだな。。。 参加者は1100人ほどらしく,せまいスタート地点は道路から人があふれて大混雑。 のわりには意外とみんな静かにスタートを切った。 とりあえず右も左もわからないから中盤あたりから人の波に流されてスタート。 事前の情報(経験者のブログとか)どおり,宝が池公園内の周回は4分台となかなか速いが,想像していたほどでもなく集団内だからかアップなしの脚でも余裕はあった。 いきり立った雰囲気もなく,みんな穏やかで,自転車レースの集団のように叫んでる人はいない。 しかしここであまり下がると山に入ってからの渋滞がひどくなるのでなるべく前に出て行く。 公園を出たとこの歩道橋も思ったほどの混雑もなくスムーズに歩いて渡った(下りは小走り) そして住宅街を抜けてじょじょに山に入って行くが,舗装路から山道へだんだんと登り始めるる。 まだみんないいペースで走っていて,当然のように流れに乗って行くがこれがなかなかキツイ(汗) 頭の中では“早く山の登りに入って渋滞しないかな?”と早くも弱気(苦笑) そして最初の急勾配の登りに入ると情報どおりの長〜い渋滞。 でも思ったほどイラ付いてる人はいなくて皆静かに無言で整然と歩いて登って行く。 もっともこの斜面を走って登る気なんてサラサラないから自分もその列に従って歩いて登る。 やっと息を整えられて一安心w ちょっと遅いな,と思うことは思うが,何しろまだまだ先は長いからここは体力温存と思って大人しく。 たぶんみんな同じことを思ってるんだろう。誰も先を急ぐこともなく,ただただ前の人のペースに従うのみ。 所々勾配が緩くなると小走りになり,時々焦って端っこを無理やり抜いて駆けあがってく人もいたけど,その後疲れて結局追いついたりするからやっぱり自分たちのレベルではここは焦らずのんびりで正解なんだろう。 最初の峠(480m)にたどり着いてホッと一安心。 そこからは下りや平坦が入って走れるようになるが,ほぼシングルトラックで追い越しは困難。 でも,やはり序盤5kmのランでちゃんとレベル分けされるようで,長い集団も足並みが揃って意外と走りやすい。 前の人を抜きたいと思うこともなく,後からあおられることもなく,いたって整然と,とても気持ちよくまさに快走。 もっとペースを上げてもいいような気もしていたけど,とにかく30kmというロードでも未知の世界なのに山の中でその距離を走るんだから前半は抑えて楽しく気持ちよく走ることに。 あまり急勾配の下りはなく,普通に走って気持ちよく下れるが,深く積もった落ち葉で大きな石や木の根が見えないことでかなり危険なので慎重に足を付いて走る。 やはり何人かコケそうになったりコケたししていたし,自分も何度か痛い左足を捻ったり,一度マジでコケそうにもなったw こんな小川沿いもあり,ぬかるんでたりして滑るのにも注意が必要。 この下りはずっとこのピンクTシャツの後ろを走っていたし,その前方の数人もまったく同じだったが,10人くらい前の女性ランナーが下りに入って遅くなり(慎重すぎ)その前と数十メートル間があいて後続にややイライラ感が見えたが,まったく抜かせる状況ではなく,彼女も道を譲る心の余裕はなかったようだ。 そして山を下り切り一旦市街地へ戻った。 トレイルから急にアスファルトに出ると地面の硬さが腰に響いて辛い。しかもそこでラン系の人(?)がペースを上げるから付いてくのがきついが,こーなると順位は下げたくないし,さっきの女性ランナーの前に出たかったのでペースアップ。 再び山に入り,最初の補給所があり,そこで一休みしながらバナナやパンを食うつもりが,止まる人は少なく,しかもさっきの女性ランナーは補給を取らず先に進んでしまい,ヤバいと思ってパンを口に突っ込んでモグモグしながら即再スタート(汗) その後の緩い登りで彼女を抜き去りとりあえずひと安心。 あとはまた前方のランナーのペースに合わせて付いていくだけ。 大文字山への登りは後半だんだん険しくなり,遅れる人が多数出始める。 コース幅が広いところで前を歩く人を小走りで抜きながらどんどん進む。 ここは脚も心肺もまったくもって余裕で気持よく登っていた。 階段は渋滞気味になるが,段差と歩幅が合わなかったりするから無理しないで歩いたり小走り程度。 そーして展望台に辿り着くといきなり京都市内全貌が見渡せる。 が,たいして感動するほどの景色でもなくw“ああ,ここまで登って来たんだなぁ”と一瞬感慨にふけり,休むことはなく先へ進む。 そのあとさらに登って大文字山の山頂を超える。 コースのちょうど半分を過ぎて大きな山を2つ超えた達成感と安心感に包まれた。 どーゆーわけか(?)ホントに調子良く,脚も心肺も全然楽で“3時間くらいで行けるんじゃね?”なんて軽口を叩きたくもなった。 ただしそんな元気も後半には。。。(汗) 山頂からちょっと下り,かなり長い平坦基調は5分台/kmのハイペースでまさに快走。 落ち葉がフカフカで腰にも膝にも優しく心地いい。が,その下に隠れた石には注意(って言っても見えないから足センサーを敏感にってとこ) そしてまた下り勾配がきつくなり始めると,下りの遅い人が目立ち始める。 ここの下りは幅に余裕があり,どんどん前のランナーを抜いて駆け下りた。 本宮山や湖西の激下りで鍛えた甲斐があってか下りで前方に見えていた選手たちを女王と2人でゴボウ抜きして気分は最高潮。 その後に地獄が待っているとも知らず。。。 下り切って麓の神社の境内で2度目の補給所。 ここでもバナナとパンを掴んで走りながら口に詰め込んだ。 リュックに入れていたアクエリアスパックとソイジョイは,リュックから出すのが面倒で結局手を付けず。 はっきりいってリュックを背負っていた意味がなかった。。。デジカメは常に右手に握ったまま走ってたしw そして再び市街地に出ると,そこからはかなり長い舗装路。しかも東山ドライブウエイとやらのヒルクライム!? 自転車なら喜んで登りたい坂だけど,この長い坂を走って登るのは気持ちが萎えた。 そして,硬い路面から腰へと突き上げるようなショックで腰が一気に悲鳴を上げた。 腰椎の両脇がひどく痛み腿が前に出ない。 ほとんど歩くようなスピードでヨロヨロと登る。脚も心臓も余裕なだけに歯がゆい。 このヒルクライムは2km弱だっただろうか,ようやくトレイルに戻ってさらに登るが地面が土になるとまた何とか走れる。 そこからはアップダウンを繰り返しながらゴールに向かって高度を下げて行くが,ところどころアスファルトの道につながり,腰へのダメージが増すばかり。 もう紅葉はすっかり終わっていたが,ところどころにかすかな紅葉が残っていて少し癒される。 地図上では最後の登り。沿道からも“これを登り切ったらあとは下るだけ!がんばれ!”と声が掛かるが,自転車レースでさんざんこの手の声援にだまされてる(?w)だけに信用はしない。 で案の定それから3回ほど小登りが待ち受けていた。。。 残り5kmが異常に長く,しかも市街地の路地を抜けたり神社の裏道のような石畳を走ったりで腰が痛くて気が遠くなる。 石畳の路地なんて路肩の土を選んで走っていた。 気分はパリ−ルーベ(笑) 最後の1kmはもう瀕死状態だったけど,走ってるフリ(?w)をしながらヨレヨレでゴール。 後半は腰痛に泣かされたものの,とにかく気持ち良く走って楽しく遊べたし大満足。 でも次回は最後までシャキッと走りたい。 ずっと一緒に走っていた女王には最後に刺されてタッチの差(というか計測チップをリュックに入れていて。。。)で負けた…orz トレイルの登りは俺,舗装路の登りは女王,下りは互角って感じか。 このリベンジは新城で!?w
by taka-taca
| 2010-12-13 23:19
| レースレポート
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