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Pendenza20%「飲み喰らい魔ー日記」 第2部

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2012年 05月 14日

イタリア駐車事情

イタリアの車といえばFIAT500やパンダに代表されるように小さな車が主流。
街中を歩いてみればそれはすぐに納得できる。
近年地下駐車場なんかも増えてはいるが,やはり基本は路上駐車,しかもほとんど縦列駐車。
違法ではなく,ほとんど路肩に青い線がひかれ,無料だったりパーキングメーターでチケットを買ったりしての有料駐車だ。
そしてその青いラインは車1台ごとに分かれているわけではなく,みなできる限り詰めて止めるし,ギリギリのスペースを見つければ車を“ねじ込んで”w駐車する。
日本みたいにバカでかい,しかもピッカピカに綺麗に磨かれた車ではとても走れない。
もちろんうちの車はだからというわけではないが“洗車は雨任せ”で少々(かなり)の傷も気にしないw
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歴史的な街並み。当然中世には車など走っていなかった。
馬車が走りやすいように石畳にされたものの市街地の道幅は狭く,トリノの中心街の地下にも大きな駐車場はあるが,やはり手軽に止められる路肩駐車が第1の手段になる。
イタリア駐車事情_b0047100_1359210.jpg


路地裏にもギッシリと駐車され,止めたい範囲にスペースを探すのに30分も走り回ることもある。
それにしてもほんとに見事に縦列していて,大概は“こりゃ出し入れ大変だけど何十回か切り返せば何とかなるか”くらいの隙間(10~20cmくらい)は空いている。
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ところが,なかには、というかかなりの頻度でこんなのも目にする。
イタリア駐車事情_b0047100_1463536.jpg

この車はこのあと一体どーやって出ていくのでしょう。

前はこんな
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後ろも。。。
イタリア駐車事情_b0047100_16474140.jpg


ま,こんなのはイタリア(フランスも)では当たり前の光景で,ご想像の通り,前後の車を少しずつ押し出しながら切り返して出ていくのだ。
っていうか駐車した時点でバンパーが当たってるのを気にしないあたりがすごい。
日本人なら顔面蒼白ってとこだろう。

ちょっと歩けばアチコチで
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イタリア駐車事情_b0047100_14113438.jpg

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だからチンクエチェントやパンダ,近年ではスマートがたくさん走りまわってるんだね。

とにかく車の傷を気にしないイタリア人(もちろん車好きで大事にきれいにする人もいる)
街中はさながら市街地サーキットで,車線なんかお構いなしに右から左から抜きつ抜かれつの交通は,
いつもスリリングでたまらなく楽しい(?w)
あまりに滅茶苦茶でうるさくてイライラすることもあるけど。

ギリギリの走りをするのは路線バスも同じw
イタリア駐車事情_b0047100_14182859.jpg

もちろん時々ミラーぶつけたりw

旧型の500(旧型というのも違和感あるが)をあまり見かけなくなったのは寂しいが,今でもこうして小さな車がチョロQのごとく走り回るイタリアはやっぱり楽しい。

by taka-taca | 2012-05-14 14:20 | Italia2012


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