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Pendenza20%「飲み喰らい魔ー日記」 第2部

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2013年 12月 02日

ツールド沖縄入院編 part1

この数分後に落車。。。
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何が起きたかすぐには理解できず,呆然と座り込んでいたらすぐに救護車が来た。
俺がわりと元気そうにしてたから救急車は呼ばず,その救護車で病院に搬送してくれることに。
自転車はその場に放置され,後で回収されることになったけど,この俺にしても自転車のことを気にしてる余裕はなかった(苦笑)

自分で触って鎖骨が折れてることは明らかで,肋骨も折れてるだろうと確信したが,
まだ気が張っていたからか,痛みはさほどでもなく,沿道で見かけた知り合いたちに車から怪我したことを報告しながら病院へ。
汗まみれのジャージのまま擦過傷の手当てを受け,鎖骨,肋骨のレントゲンや頭部CTを撮るが,立っていたら目まいと冷や汗が止まらなくなって,レントゲンもベッドに寝て撮ることに。
さらにその後も2時間ほどだったか起き上がれず,ベッドで休んでいた。
レース前にトイレに行ってから夕方まで1度もオシッコしなかったし,熱中症にもなってたんだろうな。
横のベッドには熱中症で倒れた韓国選手がいたり,市民210kmの優勝者すらゴール後倒れて病院のベッドでインタビューを受けたとか!?

そうして病院で倒れている間に,島人さんとtandegaさんが自転車の回収やレンタカーの返却やら全部やってくれていて,夕方には自転車も荷物もtandegaさんちに運んでくれていた。
本当に感謝してもしきれません。ありがとうございました。

目まいがするのは熱中症もあったかも知れないけど,ふと空腹に気が付いて,背中のポケットにあったジェル(補給食w)を食べたら落ち着いて目まいも収まった。
骨折で貧血とか自律神経がどうこうとも言われたけど,ハンガーノックもあったんだな(笑)

とりあえず一通りの検査はしたが,日曜日で整形の担当医もいないということで,応急処置だけして,鎖骨バンドをガッチリ巻かれてその日は病院から出された。
その夜は那覇でチームキッズの打ち上げして那覇に泊る予定だったけど,当然名護から那覇まで移動できるわけもなく,名護のtandegaさんの所に泊めてもらうことに。

そして夜,さすがに腹が減って死にそうなところに,内房レーシングの打ち上げにtandegaさんが行くという。
さすがに状況が状況なので,一緒にいた島人さんが,“俺とタカは何か買ってきてココで食べよう”と言ってくれたが,せっかくだから内房の打ち上げに“顔だけ出す”ことに。。。
こうして奇しくも内房の皆さん,そして久々再開のMAY&SIGとも会えることになった。
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怪我が怪我だけに,当然1杯だけ,のつもりが。。。生3杯。。。
後から見たら,何気にポスターにも乾杯されてる俺(頭をジョッキで殴られてる?笑)
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キッズの打ち上げに行けなくてとても残念だったけど,こうして美味しい沖縄料理を食べながら楽しく飲めたが。。。
写真を撮りながら寄りかかってきたMAYさんの背中に押され,折れた肋骨に激痛が走るの図(涙)
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鎖骨は固定されてたからさほど痛くはなかったけど,肋骨は呼吸するだけでも痛かったからな。

まあでもこの日は翌日の飛行機で帰るつもりでいたから,沖縄最後の夜だと思って,かなり気楽に普通に飲み食いしていた。

しかしその夜,布団に横になると肋骨が圧迫されひどく痛み,鎖骨も折れてるから寝がえりどころか少しも動けなくて,レースの疲れ(175kmは走ってたから)もあるのに一睡もできなかった。

そして翌日。
前日の検査の結果を整形と外科の担当医が詳しく診断したところ,
骨折だけなら帰れるけど,気胸があるから飛行機は厳禁だし,鎖骨の手術もすぐにはできないから様子見のために急きょ入院することに。。。
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幸い病院のベッドは背中が起こせるから,こうしてジッとしていれば痛みは耐えられたが,
やはりあまりの痛さにベッドから這い出るのも大変で,落車2日目の夜もほとんど眠れなかった。

3日目には痛みも落ち着き,それからは2~3時間は眠れるようになり,わりと元気を取り戻した。
病院食も思ったよりずっと美味くて,看護師さんたちが可愛くてとても親切で至れり尽くせりで快適w
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病院食はそこそこ美味いとはいえ,さすがに量が少ないが,お見舞いのお菓子や,tandegaさんが連日ケーキを差し入れてくれて,病院のカロリーコントロールは台無しに(笑)
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看護婦さんが苦笑いするようなこんな差し入れも!(笑)
tandega夫人の,母親のような愛情溢れる差し入れに感涙。
しかし,ホットドッグにポテトなのにビールが飲めないのが残念すぎ(泣)
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入院中は連日,内地からレースに来てた仲間や,沖縄のチームキッズのメンバーも仕事の合間や仕事後に来てくれたり,
tandegaさんに至っては,洗濯やら何やら身の回りの世話までしてくれて,仲間のありがたさを改めて深く感じたのでした。
もうそれだけでも怪我した価値があったな(?)と,痛みなんて忘れるくらい幸せな気持ちになれた。
これが知り合いも誰もいなくて1人ぼっちだったら,と想像するとゾッとする。

~入院 part2につづく~

by taka-taca | 2013-12-02 13:41 | レースレポート


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