自転車で何度も何度も登った乗鞍。
まさかこの山をスキー担いでアイゼン履いて登るなんて、ついこないだまで想像すらしなかった。
なんでこーなったかの経緯は複雑で長くなるので割愛。
ともあれ直前に天気予報を確認していたとはいえ期待以上のドピーカン晴れで、終始雲ひとつない青空の下雪山ハイキング&スキーを堪能した。
本来ならこの週末から春山バスが運行され、乗鞍高原から位が原山荘までバスで森林限界を超えられるはずだったのだが、今年は雪が多く除雪に時間掛かり1週間延期となった。
だからきっと登山客が少ないだろうと思って7時過ぎに三本滝駐車場に行ってみると。。。すでに100台近くの車でいっぱい。
なのに何故かポールポジションが俺のために空けられていて?
スキー場最上段のリフトは4月9日で営業終了でとっくに無人
すでに何人もの人がスキーで登っている
よし俺も行こうとスキーを履いて登り出すが、いきなりの難関かもしかゲレンデをトボトボ登る。雪は固く歩きやすいし出だしなので元気だが、いきなりの急斜面にシールなしのウロコ板ではズルズル滑って登れず
早速アイゼンを履いてスキーブーツで歩いて登ることに。。。
スキーを付けたリュックは12〜13kgだが、スキーがグラグラしてずっと重く感じる。
影を見ると雪山訓練の兵隊みたいだ。
林道の除雪が進んでいて、アイゼンを外して林道のヘアピンを歩いてゲレンデの一段上まで上がる。
ゲレンデ最上部にくると乗鞍岳山頂が遥か彼方に見える。
アソコマデノボルノカと思うと気が遠くなる。。。
ふと足もとを見ると動物の足跡。
ウサギにしては大きいし何の足跡だ?
まさか冬眠から覚めた熊じゃねぇだろうな。。。汗
ココからいよいよオフピステ。整備されたバックカントリーツアーコースだが、スキー場の管轄外となり何か起きたら自己責任だと。
入山届を出し、登山保険にも加入した。
コースには番号標識があり迷うことはない。ていうか標識なくても迷いようがない。
あれ?4番見逃した!?
時折姿を見せる山頂に気持ちが高まる
前を行くカップルは何故か両端に分かれて無言で歩く。
他のグループとかもバラけて各自のペース
ラインで自由に、そしてやはり一様に無言で進む。
なので前後に常に人がいるんだけどいように静かで不思議な世界
ツアーコース最後の6番標識
テント張ってる人が。。。さっきすれ違った犬連れの人だろうか。
この先ツアーコースを抜けいよいよ本当の冬山登山が始まる。
後半へ続く。