Pendenza20%「飲み喰らい魔ー日記」 第2部

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2006年 07月 11日

大台ケ原ヒルクライム ~レースレポート~

大台ケ原のレース中のポラールデータを公開しちゃいます.
何の参考にもならないけど,コースの高低差や心拍数の推移なんか関心ある人い
るかな.
もっとも心拍数なんてほぼ全域でマックス近いから推移もくそもないけどね(苦笑)

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夜中降っていた雨は明け方には止んでいた.天気予報では曇だが,山の天気だけに安心はできない.
しかもここは“降水量日本一”の大台ケ原だ.もっとも前日の下りでずぶ濡れになっていたから
“降るなら降れ,でもできればレース中に降って,下山中は止んでくれ”
という心境.
5時過ぎにスタート付近の駐車場に着き,自転車をセットする.ふとリアタイヤを触ると柔らかい.前日11kgまで入れた空気圧が4kg程度まで減っている.
“スローパンク?マジかよ...”
今回のレースの後で乗鞍に向けて新品に換えるつもりでいたけど,まだまだ十分使えると思っていたのに...
もちろんスペアタイヤは持っているし,チューブラーテープのおかげで交換の手間は大した問題ではないし時間もある.
“でもなぁ,あの激坂が雨で濡れてるとニュータイヤだと滑りそうで怖いな”
という気持ちもあったが,それよりもやっぱり面倒くさいし,試走でも問題なかったしゴールまでは持つんじゃないかという甘い考えで交換はやめた.

5時半,下山用の荷物を預ける.
5時45分から6時10分までローラーでアップ.心配していた試走の疲れは感じないが,とにかく眠い.
アップしすぎると疲れる体質(?)なので,軽く回し最後にちょっとだけ心拍数を170まで上げて終了.
空は明るいが曇,時折雨粒も感じるが降りだすほどにはならず.それよりも蒸し暑さが気になる.

スタート地点へ移動するが,知り合いもいないし,退屈しながらスタートを待った.
7時,チャンピオンクラスから順にスタートしていく.
自分のスタートが近づくと,心拍数が130まで上がる.まだ走ってもいないのに(笑)
思いのほか脚の調子が良さそうで,期待感が出てきたのと,やはり腰への不安が入り混じってドキドキしていたが,スタートラインに並ぶと落ち着いてきた.

このレースのスタートは変わっていて,年齢カテゴリー別ではなく,一般ロード混走で3グループに分けられる.
おそらく申し込み順だと思うが,ゼッケンも一緒で誰が自分の当面のライバルなのかわからないし,走っている間も自分の順位がわからない.おまけに名簿からも自分のカテゴリーの人数すらわからない.
どうしてこんな方法をとるのか意味がわからない.レースなんだからやはり自分のカテゴリーの人たちと走りたいのに...
良い点を上げようとすれば,トップ集団から遅れてもあきらめずマイペースで行く気持ちになれることくらいだろうか.
でもこれじゃ個人TTになっちゃうんだよな.

なにはともあれスタート.
“去年は平坦で少しでも稼ぎたくて先頭3~4人で引きまくったのに,後ろにぴったり付いていた10人くらいに激坂に入ったとたんに一気に抜かれて終わりだったな.今年はここで脚を貯めるんだぞ”
と自分に言い聞かせ,先頭の10人くらいのローテーションの中にはいたけど,自分の番になってもペースを上げず我慢した.
平坦基調でも時速40km弱でわりとまったり進みちょっと焦るが我慢.
心拍数も去年はここですでに180を超えてたのが,今回は170程度に抑えれたからここまでは作戦通り.

7.7km地点からいよいよ本格的な登りに入る.ここから8.7kmで780m登るのだ.
秋葉山よりちょっと長い坂が丸ごと入ってる感じ.
去年相当きつかったのを思い出すが,前日の試走で27Tなら楽に回せることを確認できたから気は楽だ.
ただし,そこからどれだけペースアップできるかが問題.27Tで回転を上げようと試みたり,25Tにして踏んでみたり,23Tに入れてダンシングしたりしてみるが,前半は27Tでシッティングで淡々と進んだ.
先頭一人は段々見えなくなったけど,前の選手も離れて行かないし後ろからも抜いてこない.
“そこそこいいペースなのかな?去年よりも大分楽だし,トップのやつは若者で速いんだろう”
と勝手に思い込みそのまま淡々と進んだ.

平均10%(とずっと思ってたけど9%程度だったのか.これなら秋葉山の方がきつい)は伊達じゃない,心拍数は180後半をキープ.去年39-25で脚がいっぱいいっぱいだったのを思えばリア27Tの分,脚には少し余裕がある.
しかしちょっとでも踏み込んだりダンシングすると心臓が飛び出しそうなくらい苦しいので押さえ気味にいった.
やはり27Tを付けて正解だった.勾配が10%を超えてもシッティングで淡々といける.しかしタイムアップにはもっと回すかギアを重くして踏み込まないといけないが,そんな余裕はないし,腰が徐々に痛み出したから無理はできない.
“腰のチタンボルトが一本一本緩んでくみたいだな”
なんて思いながらぎりぎり痛みに耐えれるくらいのペースをキープするが,グイグイいけないもどかしさに駆られる.
それでも脚はよく回る.やはり思いのほか調子がいい感じがした.

中間点あたりで一瞬平らになったすきに,後半に備え背中のポケットからパワージェルを取り出し口にした.そのべたべたしたゴミをポケットに戻すのが手に引っ付いて気持ち悪い.
そんなことはどうでもいいが,激坂残り2kmくらいのところで,それまでずっと数十メートル前にいた選手が落ちてきたのでパスしてさらに気合を入れる.
“痛くても走るんだ!耐えろ!”
と自分に言い聞かせ歯を食いしばった.
しかし,痛みは多少は我慢できるが心臓が苦しいのは我慢のしようがない.それに吐き気もしだしてなかなかペースが上げれない.

16.5km地点,ようやく長い激坂を終え大台ケ原ドライブウエイに合流.そのヘアピンカーブにはギャラリーが大勢いて元気つけられる.
しかしまだ一息つけるわけではない.そこからまだしばらく登りが続く.激坂はないが,残り10km余りで400m登るのだ.しかも短いが下りもあるということは登りはやはりそこそこきつい.
23Tや21Tで踏んでスピードアップを試みるが,腰が悲鳴をあげていたので25Tに戻しひたすら回す.
思ったよりもこの中途半端な坂が長く,ゴールがまだまだ遠く感じた.
それを登り切っていよいよ残り数キロはアップダウン.ここまできたら下りで休んでいる場合ではない.ひたすら踏んでいくが,その登り返しがまたきつい...
登りだして一瞬脚を緩めた隙に5人くらいに一気に抜かれたが,もう付いていく気力がなかった.
だんだん離れていくその数人を見据えながら最後の力を振り絞る.

ゴール2kmくらい前だっただろうか,右腿の裏が攣り出した.練習,レースを含めて今年初めてのことで,痛いやらちょっと嬉しいやら(?)
脚が攣るまで追い込めたのはむしろいいことだと思うが,裏側が攣ったのは強く踏まずに回し続けてきたからだ.
ここで前側の筋肉を使おうと思い踏み込んだりダンシングしてみるが,そうすると腰に激痛が走って力が入らない.
なんとももどかしいが,攣った筋肉をなるべく使わないように神経を集中させてなんとかペダルを回した.

そしてやっと残り1kmの登り.これが結構きついが,最後は大勢の観客にも励まされ,ダンシングで踏ん張ってゴール!
今回は脚も使いきれた感じだし,ほぼ戦略通り走れたと思うし,あれほど不安だったわりには思いのほかよく走れた.
それが去年より2分アップに表れたんだろう.しかし美ヶ原といい大台ケ原といい乗鞍で同レベルの人からかなり遅れるということは,この時期の体調を考えればこんなものなのか,それとも長い激坂はやはり苦手なのか.
まあこの時期の腰痛は仕方ないとしても,激坂対策としてはやはり減量が必要だろう.それにこの時期に調子を合わせるには冬の間走らないといけないのかな...(でも寒いのは嫌い)

クラス124人中11位という結果は十分満足だし,このタイムだと去年なら5位だった.
今年はみんなコースも2回目でよくわかってるからか,レベルも上がってるのかな.
それにしても,関西はどうやらヒルクライムに強い人が多いようだ.

大台ケ原のこのコースはどこよりも長くきつい.須走のきつさとはまた違う苦しさがある.
とにかく挑戦しがいのあるコースだ.
もうここでの雨にはすっかり慣れたし(苦笑),来年もまた来て入賞目指してがんばろう.
そのためには今年は冬からダイエットだ!(それがいちばん難しい問題だ...)

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by taka-taca | 2006-07-11 18:55 | レースレポート | Trackback | Comments(4)
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Commented by 都民 at 2006-07-12 11:35 x
はじめまして。
『四十路疾風』でコメント頂いた、都民です。
“普通が一番幸せ”・・・貴重なお言葉に、心打たれております。

話は変わりますが・・・
“初”がつくものにメッポウ弱い上、なにせ小心者の身。
初訪問ですので・・・心拍数MAXです。
ドキドキドキドキではなく、バクバクバクバクいってます、心臓。
運動していないのに、苦しいです。 これ以上は・・・危険です。

気の利いたコメントが出来ませんでしたが、
今後も『四十路疾風』を通じて、ヨロシクお願い致します。
Commented by taka-taca at 2006-07-12 13:46
>都民さん,
こんにちは!
そんなにドキドキされるとこっちまでドキドキしちゃいます(笑)

子供時代に次ぐ激動の30代も終盤は平穏に過ごし,何事もなかったかのように“四十路”へ突入しようとしています.
“普通が一番”と思いつつもその平穏さに飽きてみたり...

また“四十路疾風”の方でもこちらこそよろしくです.
Commented by JK at 2006-07-15 21:26 x
お疲れ様でした!大雨じゃなくてなによりでした。
さっき、奈良テレビの今週のニュースで、大台ケ原のヒルクライムの映像が流れてました。タカさんうつってたかもしれませんが、みんなエイリアンルックなので誰が誰かわかりませんでした…。
奈良はニュースが少ないので、レース当日は、確実にニュースで取り上げられてたはずですねぇ。見逃しちゃいました。
Commented by taka-taca at 2006-07-16 05:42
>Junko、
ホントあの程度の雨ですんでよかったよ.しかし、去年のレース,今年の試走,レースと3度続けて上りは曇りで下りが雨で結局毎回濡れるんだけどね(笑)
奈良のニュースって,“鹿の交通事故”とか“鹿のフンをめぐるトラブル”とか!?
レース映像はどこのレースも一番速い人と一番遅い人しか映らないからねぇ...


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