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Pendenza20%「飲み喰らい魔ー日記」 第2部

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2007年 03月 07日

こんな寒い日はやっぱ日本酒!

ここ数日の頭と神経を使う仕事に知恵熱出そうな今日この頃.
ただでさえ寝不足が続いて目がしょぼしょぼしてるのに,CADの図面や機械の画面の数字の羅列とにらめっこで目まいがしそう...

今日も仕事がちょっと長引いて,Tipへ行ったものの,ステップと筋トレ両方をする気力はなくて,ステップは止めて筋トレだけにした.
そのTipで今日,1人の会員さんに“ブログ見てます”と言われた.
あまりに突然でびっくり!
日曜日のように自転車練やレース会場でブログ読者から話し掛けられることはよくあるけど,まさかここでとは思ってもみなかった.
こんな身近にもこんなブログを見てくれていたとは嬉しいやらちょっと恥ずかしいやら...
なにより嬉しかったのは,その人が“うちの店”のお客さんだったこと.
閉店を残念がってくれる人がいることを知るたびに,何らかの形でまたいつかみんなに来てもらえる場所を作りたいとは思ってはいるんだけど,今の仕事も大変だし...

そんな仕事もなんとか一段落ついたし,次の山に備えまずは1人祝杯を上げるために帰りに“酒のバオオ”に立ち寄り酒を入手.

珍しく試飲ができる酒屋さんで,4,5種類の酒を味見して杉錦を選んだ.
今まで買ったことがなかった静岡県の酒を主に扱っていると最近知り興味を持ったんだけど,若い店主夫妻はとても人柄がよさそうで応援したくなる店.
ホントは安くておいしかった志太泉の純米酒にしようと思ったのに,明るく親切な旦那さんと美人な奥さんにそそのかされ惹かれてというか散々味見させてもらったし,今まで買ったことがない純米大吟醸の杉錦を購入.
しかし,冷蔵庫はすでに2本の1升瓶で満席なので(予算の都合で)720ml瓶にした.
酒のお供のメインは馬刺し♪
こんな寒い日はやっぱ日本酒!_b0047100_2364120.jpg

山田錦の純米大吟醸とあっておいしくないわけはないが,個人的好みからするとまだちょっと角が立ってて辛すぎかな(なんて偉そうに)
しばらく寝かせるとまろやかになっていい味になりそう.
でもさぁ,開けた酒を飲まずに放置するって性に合わないんだよな(笑)
とりあえず秋鹿の山廃もにごりも残ってるからそっちから片付けながら様子見るか.

なんとなく酒の話になったことだし,いつか書こうと思っていた日本酒との付き合いについて書いてみるかな



毎週1升ビンを欠かさず買うようになったのはおととしの秋ごろからだろうか.
今も昔も毎日欠かさず最低1リットルのビール(発泡酒含む)を飲むことには変わりはないが(20年余で1日だけ飲まなかった),かつては日本酒は週に一度外で1,2合飲む程度だった.
自分で買うのは日本酒よりは泡盛とかの焼酎.ビールと交互に飲むのが好きなのだ.

ワインも“健康のため”(?)グラス1,2杯程度はほぼ毎日飲むし,週に一度は晩飯食いながら1,2本飲んだりするけど,最近はネットでもイタリアワインも手軽に買えるし,定期的に“イタリアのうち”から届くのでワインを欠かすことはないし,ビールなんて,最低1ケースは残ってないと不安で夜も寝れないのでいつも売るほど在庫している(笑)

30代になると,日本酒にもいろんな味があることを知り,おいしい料理と合わせて飲みたいものの,店で飲むおいしい日本酒は1合1000円とか1500円とかしてなかなか思い切り飲めなかった.
ところが,高い高いと思っていた日本酒が,ある日思い切って酒屋さんで話をしてみれば,(こう見えて初めての店で話をするのが超苦手)1升3千円程度で美味しい酒がたくさんあるらしい.
その酒屋さんとは,高丘町の“酒のうちやま”さん.

最初に自分の好みは“辛口だけど,角のない丸みのある辛さでまろやかで,ややまったりした純米酒”と精一杯の表現をしてみると,勧めてくれたのが“秋鹿”の山廃だった.
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その味は感動モノで,それまでに飲んだどんな日本酒よりうまかった.しかも1升で3千円ちょっととお手頃.
それからと言うもの毎週1本の一升瓶を買うことが決まり事になった.

一番好きな銘柄“秋鹿”にもいろんな種類があって,山廃系,そうでない普通の純米,にごり等片っ端から試した.
こんな寒い日はやっぱ日本酒!_b0047100_2322594.jpg

今では俺の好みを店主が完全に把握してくれていて,珍しいのが入荷すると勧めてくれていろいろな銘柄を飲んでいるが,
なかでもやっぱり山廃のまったり感が好きで,最近はにごりも欠かせないので2週間ごとに普通のと濁り系を1本づつ買うようにしている.
今も3回に1回は秋鹿を買うが,長珍という愛知の酒もかなり好きで,しかしこの蔵は小さいらしく,年に何度かしか入らないので,その時には長珍続きになることがある.
この長珍の薄濁りは特にうまい.

ホントにいろいろな銘柄を勧められるままに飲んでいるが,大事なのは中身なのであまり名前を覚えていない.
というか,漢字がちゃんと読めないのが多い...(笑)

もちろんたまには外で美味しい料理と一緒に美味しい日本酒を飲みたいこともあるが,
日本酒を純粋に飲みたいだけならとりあえずおいしい刺身があれば十分(とかいいつつ,干物だの鍋だの食うが...)で,そ
それもそこらの魚屋で好きな刺身を買ったり干物をただ焼くだけでも簡単で安くてうまくて量も満足できる.
揚げ物や甘すぎる煮物を食べなくなったこともあって,居酒屋系にはホントに行かなくなったなぁ.たまには行きたいと思うけど,今の調子でいい日本酒飲んだら金がいくらあっても足りないし...

おかげで,我が家の和食レパートリーは,モニカの和食好きも手伝って少しずつ増えている.
もちろん店で食うほどうまくできないことの方が多いけど,何よりも好きなだけ食えるし,自分の味で作れるから十分おいしくできるし,面倒くさいときは刺身と焼き魚でも十分だし,冬なら鍋だって簡単にできる.
とにかく財布の中身を気にしないで落ち着いて食えるのが何よりもうれしいし楽しいのだ.

今書いていてふと思ったんだけど,俺の体重が人生で一番少なかったのはおととしの夏,自転車乗り始めて3年目にして67kgまでたどり着いた.(その8月の乗鞍レース前からレースまでの1週間限定だったが...笑)
冬は毎年72kgくらいまで増えるんだけど,夏は去年で68kg,今年は69kg.
ん?微妙に増えだしてるのってもしかして日本酒にはまってからなのか?
酒の量としては,ビールに影響はないが,それまでよりもワイン,グラッパが減った分,日本酒,焼酎が増えて,アルコールの総量としてはあまり変わりないだろう.
料理もイタリアンと和食が半々くらいになったくらいで,一度に食う量はさほど増えたとは思わない.
でも考えたら夏はビールと枝豆とキムチさえあればどーにか生きていれたのが,今では日本酒と刺身も欠かせなくなってるし,冬になれば鍋三昧.
いままでは,イタリアンディナーのローテーションの谷間は枝豆(だけというわけではもちろんないけど)で済ませてたのが,刺身だ,干物だ,鍋が入り込んできてエースと4番バッターだらけになってしまったということか.
休肝日はそもそもなかったけど,さらに休胃日までなくなっているということで,冷静に考えれば太るのは当然なのかも!?

それでも今年は暖冬のおかげで冬中走り込んでいるからか,どうにかいつもの冬と変わらない体重をキープできている.
問題は,春から夏までにいつものように減量できるのかどうか.....
夏だからって,今以上の時間は走れないし,かといって今さら晩飯が枝豆とキムチとシラスサラダと納豆腐だけなんて耐えられない.

まあ今から考えてもはじまらないし,今年はこのまま“飲み喰らい魔ー”として,70kgで乗鞍へ乗り込むのもいいだろう.

話がそれたけど,日曜日の暑さで“やっとビールの季節が来た”と思ったらまた真冬に逆戻り.
まだまだしばらくは日本酒がおいしく飲めそうだな.

by taka-taca | 2007-03-07 23:31 | 日本酒と料理


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