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Pendenza20%「飲み喰らい魔ー日記」 第2部

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2008年 12月 09日

なるしまフレンドサイクルフェスティバル in 修善寺

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なるしまフレンドサイクルフェスティバル in 修善寺_b0047100_2214869.jpgエントリーしたAクラス(5kmコース8周回40km)のスタートは11時半だったけど,10時過ぎスタートのコナさん達のレース観戦に間に合うように軽くローラーアップを済ませ,捻って痛めた脚をひきずって(笑)サーキットへ移動して受付.
すでにビギナー向けのクラスのレースが始まっていてコース試走はできなくて,コースを知らないコナさんたちはぶっつけ本番になってしまった.
駐車場は風もなく穏やかでローラーアップは快適だったけど(地面が傾いてなければ...),コースには冷たい風が吹きかなり寒い.
自分のレースまで1時間半もあり,アップで暖まった体がどんどん冷えていき,楽しくコナさんたちのレースを観戦どころではなく,コース脇の日向を行ったり来たり走りながらレース観戦.
(写真はTakarshiさん撮影)











 そうしてレース10分前までアップしていたが,スタートに並んでいるうちにまた体が冷えてガタガタ震えだした.
ふと周りを見回すとナルシマ軍団に囲まれていた.記述の通り出走50人余りの40人ほどがナルシマの選手で残りは3チーム(自分も入れて)で10人程度.
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(レース写真はBombusさん撮影)


 もうレースの結果は見えていたが,ふと冷静に考えたら3人チームの高校生の二人が周回遅れになれば自分にも3位の可能性があるじゃないか!(この時点では4位に賞金があるとは思わなかった)
ということで,目的は集団を引っ張ってレーススピードを上げて高校生を千切ること.なんてこと言ってみても,この5kmコースを8周するくらいでは周回遅れにするのは余程の力の差がないと無理.
まあでも何か目標を立てないとこの寒さにめげて自分がリタイヤしそうだからそんな事を考えながら走ることにした.




入賞はおいといて,実は最大の目標は初回の秀峰亭のラップ賞2000円をゲットすること(毎周回ラップ賞2000円が出た),あわよくばそのまま2周目もゲットしてあとは千切れる作戦もあった.
 そのために先頭に並んで苦手中の苦手なスタートダッシュにかけた.が,体は冷え切ってるし大嫌いな秀峰亭の坂で集団に飲み込まれ最初の作戦はあえなく終了(泣)
 
下りが緩く直線的で逃げづらく,登りがきつく曲がりくねって千切れやすいこの正回りコースは嫌いで,逆回りのように緩く登って急勾配でテクニカルな下りの方が自分にとっては走りやすい.
ということで初周回からすでに目標は“秀峰亭で集団から千切れない”ことだけに絞られた.
それにしても抜いても抜かれても“ナルシマ金太郎飴”状態(笑)
いったん下がるとなかなか前に行かせてはもらえずまさに多勢に無勢状態にやや気遅れするが大外からなんとか前方へしゃしゃり出る.

とりあえず緩い下りや緩い登りでは積極的に先頭を引き,秀峰亭でゴボウ抜きされることを繰り返しながら周回を重ねた.
集団からタケシバの一人が常に登りで抜け出すが下りが遅く吸収を繰り返す.
が,3周目の秀峰亭で彼が数メートル前に飛び出した.
すぐに追いかけたかったが,何しろ寒さで体はまだ動かないし,酒が残ってる感じだし...(苦笑)にもかかわらず心拍190にも達するほどのペースに吐き気もしていっぱいいっぱい.
“まあそのうちまた落ちてくるだろう”と思い集団に残るが,集団がバラけてペースが落ち着き始め,先頭の彼は一人で淡々んとジリジリと差を広げていった.

 自分はというといつのまにか7人(ナルシマ4人,タケシバ2人,自分1人)になっていた集団に秀峰亭で千切れないことに必死だった.
しかしみんな秀峰亭でペースアップするわりには緩い登りや下りで休んでしまい,その度に自分が前に出て引き続けることになり,その結果秀峰亭でまた苦しむという悪循環に陥っていたが,まあいつものパターンだし練習のつもりなので気にしないで下りでは引き続けた.
後で思えばタケシバの2人は1人で逃げていたチームメイトのために集団のペースを抑えていたようだし,ナルシマの4人は団体戦を考えてペースを上げすぎないようにしていたのかもしれない.
つまり俺は1人で踊らされていたってことか!?(苦笑)
 
 4周目あたりから先頭との差は45秒で一定で,集団は特に追いかける協調体制でもなくそれぞれが時々アタックしては戻ってくるという感じ.
秀峰亭のペースも落ち始めついて行くのは楽になったが,相変わらず緩い登りや下りでペースが上がらないことにややイライラするが,代わり番子にアタックされたり前を抑えられたりし,それにイチイチ1人で反応するのはかなり脚にこたえた.
これがチーム戦略の強みというものだろうか.

 そして6周目,体がようやく暖まったのか何となく脚が回り力が入るようになってきたのを感じて楽しくなってきたところで,ホームストレートで先頭を引きながらそのまま下り,最初の登りで自らペースアップしてみた.
6人はややバラけながらも付いてきていたが気にしないで引き続け,下りに入りながらさらに踏み込んだ.
 そして苦手の秀峰亭もペースを落とさず,できれば山頂手前から逃げて残りの2周は単独でトップを追走しようと企んだ.

突然力がわいた,というか5周苦しんだわりには力が残っていて,そのまま集団先頭で秀峰亭にたどり着いて後ろを振り返ると,やっぱり集団はしっかりついてきていた...(泣)が,顔は一様に苦しそうだ.
とにかくまだまだ諦めずにそのまま踏み続け,ちょっと下って最後の緩い登りまで緩めず走り続けた.
そうしてペースアップした甲斐あってか集団はややバラけ,7人いたはずが2人切れたようで5人になった.

この1周は嫌いな秀峰亭で集団を引いてレースをちょっとでも動かせたってことで,今回のレースで最大の収穫だった.
トップとの差はそこで5秒縮まったが,5人になった集団のペースはそれ以上はなかなか上がらず先頭は見えてはこない.
残った5人は自分以外皆細めで登りが強く,坂を登り切るたびに誰かしらが飛び出すがやはり下りはまったりぎみ.
とりあえず自分が優位に思えた緩い登りで微妙にペースを上げてみんなの疲れを誘うが誰も切れてくれない...
というかもっと切れのいいアタックをしないことには集団からは逃げれないということだ.

 そしていよいよ最終回8周目に入った.
みんな最後のスプリント目当てになり始めたのか若干牽制し合う感じで誰も前に出てこない.
こんなときに前に出るのはやっぱり俺だ(苦笑)
まああまり深くは考えずに“できればロングスプリント,だめならたまにはゴールスプリントに絡んでみるか”とか思っていると,秀峰亭で細身で長身のタケシバの選手が少し前に出たが何とか吸収,そのあとの下りでナルシマの選手が飛び出すがこれもなんなく押さえた,がイチイチ反応してたおかげでもういっぱいいっぱい.
そこへ来て最後の登りで別のナルシマの選手にアタックされるとついにつき切れず5メートルほどの間隔がついてしまい,そのままゴールへの下りへ突入.
3人が前に行ってしまい,自分ともう一人はさらに後方に取り残されて,結局ゴールスプリントには絡めずそのまま5位.

最後の最後でつき切れなかったところでまたも弱さをさらけ出してしまったけど,今回はレース全般にわたってかなり先頭を引いたし,何よりも6周目の走りには満足できたし,練習というにはあまりにもいい内容で追いこめて,40kmと短いレースだったけど充実していて楽しく苦しめた.
 しかもそのご褒美に賞金までもらえて(笑)最高のレースで今シーズンんを締めくくった.

よく人から“楽しそうに走ってるね”と言われるんだけど,確かににやけてるかも(笑)
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馬車馬(笑)
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レースを終えて
(Takarshiさん撮影)
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満足感!?放心状態!?(笑)

by taka-taca | 2008-12-09 22:30 | レースレポート


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