昨日のバッソの事情聴取について
LA GAZZETTA DELLO SPORT に記事が出た.
繰り返しの記述は省いて,バッソの言動を訳そうと思ったら何にも大したこと言ってない,というか予想通り全て闇に葬り去られてしまった.
そのバッソは,
こんな,最初から起こるべきではなかった出来事に対して何も言うことはないよ.
と述べたに過ぎない.
金銭要求をしたのかしなかったのかとも言わず,何事もなかったかのように語ったようだ.
さらに,記者の“で,検察官との話合いの内容は?”と問われると,
“ツールでがんばってくれ”と言われた.
と返事.
ホントかなぁ?だとしたら何でわざわざ事情聴取なんかされるんだろう!?
やはり自転車界のゴミを隠すかのように口裏あわせがあったんだろうか?
昨日の LA STAMPA の記者が書いたことは想像というにはあまりに現実的で納得できることだし,あの程度のレース中のやり取りはあっても不思議はないと思うだけに,隠されるとかえって疑問がわいてくる.
“冗談で言っただけだよ”とか軽く笑って済ませてもよかったんじゃないかと思うんだけど,事はもっと複雑なのかもしれないしな.
何はともあれ,結局うやむやにされて,これじゃバッソファンもシモーニファンもすっきりしないよね.
特にシモーニファンは,シモーニが“嘘つき”のレッテルを貼られたんだから心中穏やかじゃないかな.
ま,でも LA STAMPA の記者もシモーニを悪くは書いてないし,(むしろバッソを嫌いな感じ)イタリアの一般の自転車ファンは全てを理解してると思うから,これでシモーニのファンが減るとか,今後シモーニが罵倒されるってこともないだろう.
またしても何気なく“クリーン”なイメージで切り抜けたバッソが最後にこう綴った.
もうジロのことは頭にないよ.この数日間は家族のことと,ツールのことだけを考えていた.どうするかって?もちろんこの2年間のツールでの成功にならって今年もいいレースにするよ.
ジロの優勝に満足して意欲がわかないなんてことはないし,まだ優勝していないかのように(グランツールで)努力もそして結果も100%満足のいくものにするよ.
そのバッソは今日からリース監督とフランスへ入り,ツールのコースでのトレーニングやレースで調整するようだ.
今日の LA STAMPA にまた何か記事が出たらお知らせします.